「椿の海」は、江戸時代初期まで、今の匝瑳市。旭市、東庄町に跨る巨大な湖として存在した湖の名称です。この湖は江戸時代初期に幕府の食料増産計画の下、干拓により消滅します。しかしながら、この「椿の海」は中世・戦国期は内陸太平洋航路の存在などにより、湖岸を含め大変繁栄した湖でした。

 当団体は、本年1月にこの中世期・戦国期を中心とした椿の海に関する歴史トーク&コンサート及び講演会、トークショーをその周辺に存在した城郭とからめ東庄町、旭市で開催いたしました。

 この開催は、全国的にも反響を呼び、消えてしまった「椿の海」のあらたな可能性を提起する契機にもなりました。 今回、こういった内容を背景として、地元からのご要望により、地域の総鎮守と言われる鎌数伊勢大神宮の新川祭で、当団体代表と旭市の学芸員との間の椿の海をめぐる歴史トーク対談が同神宮直会殿で行われ、その模様が東京新聞に以下の通り掲載されました。