本年1月から3月の間、富津市、袖ヶ浦市、鋸南町をエリアとして当団体が主催し行った地方創生イベントである「海城サミット2023in Chiba」が契機となり、富津市上総湊の天神山城における地元有志による整備が進み、遺構の見学も容易となり、御城印の発行もあわせて行われました。本内容が千葉日報において、下記のような記事として掲載されました。
そもそも、天神山城は遺構の残り具合も良く、また海城特有の堀切による防衛構造が良くわかる城郭です。また戦国期の歴史文書にもその名が登場する歴史上も重要なお城でしたが、城址の見学のための環境が未整備であり、貴重な地域資源が多年にわたり眠っている状況にありました。 今回「海良ふるさと保存会」の貢献により、その環境が改善され、貴重な地域資源がまさに活性化されたものです。文化財の地元の人々による活用推進施策としても、また新たなインフラを作ることなく見どころを創設したという面でのSDGs観光の嚆矢としても、モデルケースになる事例と考えます。当団体としては、こういった活用が県下で一層増えるようにさらに取り組みを強化してまいりたいと考えております。