令和6年4月27日㈯「椿の海サミット2024」の掉尾を飾る「椿の海~九十九里浜の城郭を巡るウォーキングツアー」が千葉城郭保存活用会主催、匝瑳城郭保存活用会、匝瑳市観光協会等の共催のもと開催されました。当日は朝から雨模様の為、開催が危ぶまれましたが、開催時間の10時30分には雨も上がり、コンデションは良好となりました。
この日の参加者は約40名で、千葉県外からの参加者も多数あり、匝瑳市の城郭が全国のお城ファンの関心を惹きつけられるものであることを、いみじくも証明できるだけの盛況となりました。
八日市場城とその周辺の城郭群については、1480年代から戦国期後半まで続いた里見氏による香取の海・椿の海の制海権掌握のための下総侵攻に備えるため作られた城郭群と言って良いものと推測され、また、九十九里浜特有の浜堤間の沼地を自然の水堀として利用し、何重にも防衛ラインを引けるように工夫されており、その重要な出城として、横須賀城、下富谷城が八日市場城から見て三列目の浜堤上に占地していると思われます。
当日は、こういった考え方をベースに当団体代表が都度説明をしながら、各お城をまわりました。この時の模様は、5月1日付の東京新聞にも、以下の通り、記事として掲載されました。