当団体は、JRバス関東株式会社と協力し、千葉県香取郡多古町のお城をより深く知り、房総の歴史の面白さを堪能していただくためのツアーを11月16日㈯に下記の通り開催いたします。

https://www.jrbuskanto.co.jp/jwp/bus_tour/yamajiro_20241116tako.html

多古町はその町内を「内陸太平洋航路」として、中世期に東北との重要な幹線交通路であった栗山川、借当(かしあて)川が流れ、またその両河川を下総台地が取り囲み、その台地上には、多くの中世城郭が築かれました。特にその中心となる要衝が中村台地であり、この中村台地は和名類聚抄にその地名中村が掲載される日本一古い中村でもあります。そしてこの中村台地には、南北朝期に房総を代表する武将として著名な千葉胤貞により、名刹日本寺を中心として、台地の東に分城、西に物見台城、土やぐら城、南に並木城、北に久保城、玉造城、そして真ん中に中城が築かれ整備され、台地全体を総郭(そうぐるわ)のように構成し、防衛が図られました。また戦国期に入ると要衝中村台地は九十九里浜に上陸し、香取の海の覇権確保に向かう里見軍の進撃ルートとなり、千葉氏方との戦場となったため、城郭群には、通常の台地上の中世城郭ではなかなか見られない実戦的な工夫がなされ、その遺構が現在も良好に残るものです。

今回のツアーでは、この中村台地の城郭を中心に歴史山城ナビゲーターとして日本トップといって良いガイド力を誇る山城ガールむつみが、臨場感あふれるすばらしいツアー構成で、皆様と共に多古町のお城をご案内いたします。

房総の中世戦国史をリアルに効率よく体験できるまたとないチャンスのツアーとなることは間違いないと思われます。 申し込み等の詳しい内容につきましては、前記URLをご参照ください。