「椿の海と水城サミット2025in Chiba」(当団体主催、多古城郭保存活用会、匝瑳城郭保存活用会共催 東庄町観光協会・匝瑳市観光協会・(一社)旭市観光物産協会・㈱塚原緑地研究所・㈱マグネット後援)の最初のイベントとなる栗山川水系の水城を巡るウォーキングツアー及びミニ講演会が1月11日㈯に開催され、30名近い参加者が好天のもと歴史ロマンあふれるウォーキング等を楽しみました。
この日のウォーキングは、現在廃止の可能性を関係者間で議論されている多古町の路線バスを守ろうと言う目的も掲げられ、共催者である多古城郭保存活用会のコース設定により、JRバス関東の匝瑳佐原間の路線バスの利用も組み込まれて行われました。一行は前記路線バスで多古台バスターミナルより土橋城に近接する台作バス停で下車、土橋城をこの日の講師をつとめた多古城郭保存活用会事務局長でもある当団体代表の案内により見学、その後中世期に北条得宗家との縁も深かった東禅寺での昼食後、講師によるミニ講演会「多古のお城と東禅寺の役割」を聴講、その後井戸山砦、飯土井台城、分城と巡り、午後4時過ぎに道の駅多古にて解散しました。井戸山砦では、千葉県の戦国期の土塁としても最大級の大きさを誇ると思われる巨大土塁に感嘆の声が上がるとともに、飯土井台城においては、従来ほとんど紹介されてこなかった巨大な枡形虎口と見られる遺構や土塁、堀跡などが講師により案内され、参加者は下総台地上の城郭のすごさを堪能しました。
今回のウォーキングツアー及びミニ講演会は、参加者の方々に大変満足していただける質の高い内容とすることができました。当団体としては、今後もこの「椿の海と水城サミット2025in Chiba」のイベントにつき、サミットの名前に違わない質の高いイベントを実施してまいります。