千葉城郭保存活用会ホームページ
「海城サミット2024 in Chiba」、「椿の海サミット2024」はアーカイブスに移行しました
千葉城郭保存活用会ホームページ開設について
日本全国には約3万以上の中世城郭が存在するといわれており、その中で千葉県には1500以上の中世城郭が存在するとされています。全国的に見ても、千葉県の中世城郭の数はトップクラスを誇ります。また、日本の多くの都道府県で完了していない悉皆調査(中世城郭の存在位置の自治体ごとの全県的調査)も千葉県は早期に調査が完了しており、さらに発掘率も日本屈指の県となっています。
このように千葉県は、多くの中世城郭を有するだけでなく、それらの調査等も進んでおり、まさに量の面だけではなく、質の面でも日本有数の中世城郭に対する先進県です。しかしながら、従来、この特性を生かした保存活用があまりされていませんでした。
千葉城郭保存活用会は、この千葉県の中世城郭という多くが未活用の歴史資産を、近時国策となっている「文化財の保存だけではない活用面での実践」を実現すること及び新たにSDGsの趣旨に基づく地域の観光資源、教育資源等とすることを目的とする団体として、内外の有志で令和2年に発足した団体です。
当団体は千葉県有数の公共施設の指定管理者である株式会社塚原緑地研究所とパートナーシップ関係を締結し、千葉県観光物産協会の協力の下、当団体副代表の歴史&山城ナビゲーターである山城ガールむつみによるオリジナル御城印の発行を行ってきました。
このオリジナル御城印は地域の歴史をふんだんに織り込み、カラー化され、千葉県の歴史を物語るコレクションアイテムとして人気を博しています。
このように、当団体は、千葉県の中世城郭についての御城印を千葉県内各自治体及び観光協会等にもご協力いただき、発行企画を行うとともに(令和5年5月までの段階で千葉県内100城の御城印を発行予定)、この千葉県の誇る日本有数の歴史資産である中世城郭というものを前記SDGSの趣旨に基づき、活用すべく、観光化や教育化等を含めた各種取り組みを行っています。
今般、当団体は前記㈱塚原緑地研究所との協力関係を正式なパートナーシップ協定として、両者で協定書の締結を行いました。その協定書に基づき、当団体は同社のホームページ内に当団体のホームページを創設し、両者の協力関係をさらに明確にし、内外へのアピール等を行っていくとともに、前記設立趣旨の両者による実現を目指すことといたしました。
本ホームページは、この経緯に基づき、令和5年4月より千葉城郭保存活用会が運営を行うものです。
令和5年4月1日
千葉城郭保存活用会
代表 小室 裕一